モバイル機器をスリープモードの際にWi-Fi接続させておくと適宜情報を更新してくれる一方、バッテリの消耗が懸念される場合がありました。
一方でWi-FiをBluetooth通信に置き換えると、通信速度が控えめなものの弱い電波で通信ができるため、バッテリの消耗を大幅に抑えることができます。
これならばタブレットとモバイルルータを接続したままバッグやポケットに放り込んでおいても問題は感じません。
- WindowsとBluetooth通信
(ただし5GHz Wi-Fiは気象レーダー等との干渉が懸念されるため、電波法で屋外の使用が禁じられています)
Bluetoothでの通信操作について、詳細の説明は各機器の説明書に譲りますが、Windowsの場合はWi-Fiと違っていちいち手動で接続操作が必要なので少々面倒です。
具体的には「コントロールパネル」の「デバイスとプリンター」項でモバイルルータのアイコンを右クリックして接続する必要があるのですが、このアイコンは右クリックでショートカットを作成できるので、これをデスクトップ等に作成しておくと操作の手間を軽減できます。
InstantGo対応機種の場合は、接続後スリープをかけて放置しても、低電力で接続が維持されて便利です。
- パケ死リスク
従量制課金のサービスでは利用料金が増大してしまう原因となります。近頃は通信量無制限のサービスも増えていますが、あまり通信量が多いと帯域制限をかけられて通信速度が低下する場合もあります。
通信はOSで管理されている部分と、各アプリケーションやユーティリティ毎に管理されている部分とがあるので、分けて説明します。
- Windows8.1 OSでの通信量抑制
更新忘れを防ぐには便利なのですが、モバイル接続時には不意の通信が発生する原因になります。
Wi-Fiでモバイルルータを利用している場合や、Windowsタブレットに3G/LTEの通信機能が内蔵されている場合は、設定によりこれらの通信を抑制することができます。
右チャームの通信設定画面で該当のアクセスポイントを右クリックまたはロングタップすると、「従量制課金接続として設定」という項目が現れるので、それをタップすると、以降そのアクセスポイントではOS管理による自動アップデート は実施されなくなります。他のアクセスポイントに繋いだ際にのみ自動アップデートが実施されるので、選択できるならばこの方法が便利です。
ところがBluetooth通信やWiMAX通信では、この項目を設定することができません。
もっともWiMAXは定額制なので設定する意義はないでしょう。問題はBluetooth経由でモバイル通信を利用する場合です。
この場合は、Windows UpdateやWindowsストアを個別に抑制する必要があります。
Windows Updateを自動で更新しないためには、2種類あるメニューのどちらかで設定します(どちらも同じ内容です)。
・PC設定→ 保守と管理→Windows Update→更新プログラムのインストール方法を選択する→「更新プログラムをチェックし、ダウンロードとインストールを行うかは自分で選ぶ」
・コントロールパネル→Windows Update→設定の変更→「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する 」
Windowsストアアプリの自動更新をするかどうかは、ストアのメニューで設定します。
・ストア→右チャーム→設定→アプリの更新→アプリを自動的に更新する→「オフ」
- アプリケーションやユーティリティの通信量抑制
参考に自分の例を挙げておきます。
・ESET→詳細設定→アップデート→設定→詳細設定→アップデートファイルサイズのチェックボックスをON
・Firefox→オプション→詳細設定→更新→更新の確認は行うが、インストールするかどうかを選択する
・Firefox→アドオン→プラグイン→Shockwave Flash→実行時に確認する
- ブラウザゲームの通信量抑制
ただしタイトルによってはプレイ中の通信量も多いタイトルもあるので注意が必要です。「艦これ」の場合は母港メニューまで表示させておくと、後は比較的少量の通信で遊ぶことができます。
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