2013年10月20日日曜日

Windows 8.1 Preview版を Windows 8.1 正規版にアップデートする際の注意点

 10月18日、事実上Windows8のアップデート版であるWindows8.1が発売/公開されました。
 事実上のアップデート、つまり従来のWindowsにおけるサービスパックのような位置づけになります。
 このため新規インストールパッケージが発売されているほか、Windows8.0のユーザーは無償でアップデートできます。

 Windows8.0のユーザーは、最新のWindows Updateを適用したうえで、Windowsストアを起動すると、アップデータが表示されます。

 一方で先行公開されていたWindows8.1 Previewのユーザーは、上記の方法だけではすんなりとWindows8.1 正規版へのアップデートができません。

  1. Window8.1 Previewだと、Windowsストアのトップに正規版へのアップデータが表示されない
     Preview版であってもストアからアップデートが可能ということになっていますが、普通にストアを起動してもアップデータは表示されません。
     マイクロソフトのFAQに、Preview版から正規版へアップデートするためのリンクが設けられています。
    Windows 8.1 Preview から Windows 8.1 に更新する - Microsoft Windows FAQ
     上記FAQページから、自分のPreviewインストール方法に応じてアップデータを表示させることができます。
     が、ここからアップデートを成功させたとしても、厄介なことが起きます。
  2. Preview版から正規版へのアップデートでは、アプリケーションやドライバを引き継ぐことができない
     アップデータ実行後は面倒なことに、それまで使っていたアプリケーションなどが消えてしまいます。
     このうちWindowsストアアプリ(フラットデザインUIのアプリ)は、ストアで画面を右クリックして「マイアプリ」を選ぶと、そこから再インストールできます。
     厄介なのはデスクトップアプリやデバイスドライバです。これらは最初にインストールしたときと同様、ひとつひとつ手動でインストールし直す必要があります。
     さらに困るのが、メーカー製PCを買った時にプリインストールされていたオリジナルアプリやカスタムドライバです。これらは大抵の場合個別のインストーラが用意されておらず、工場出荷状態に戻すためのリカバリメディアを使うしかない場合が大半です。
     むろん「そんなもんはいらん」という方も多いかとは思いますが、ハードウェアの構成によってはメーカーのアプリやドライバが必要になる場合も少なくありません。
     私の場合は、オリジナルのHDDをSSDにコピーしたうえで8.1 Previewを適用したので、HDDからSSDへ8.0を再度コピーしたうえでアップデートをかけることで解決しました。
 Beta版やPreview版はその特性上どうしてもリスクのあるものなので、あらかじめ環境を戻す手段を講じておくか、環境を捨てる覚悟がないとインストールできませんね。

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