ギャラリー「3331 Arts Chiyoda」で開催されている『八谷和彦 個展 OpenSky 3.0』を見て参りました。
このOpenSkyは、漫画・アニメ『風の谷のナウシカ』に登場するジェットグライダー「メーヴェ」のようなものを実際に造って飛ばそうというプロジェクトだそうです。

3331 Arts Chiyodaは、外神田の学校跡を改装して造られています。

こちらの機体はM-02。空力テストのため、エンジンを積まずゴム索牽引で飛ぶグライダー式のテスト機です。

M-02の機首部。本来エンジンが乗るナセル内部が空洞で、ゴム索を取り付けるフックが突き出ているのが分かります。
また、着陸脚が機体に比べて前後に長いのも見て取れます。「メーヴェ」の着陸装置は胴体よりも長さの短いスキッド(そり)が底部に備えられている設定ですが、実際の機体でそうすると接地時に前へつんのめってしまうと思われます。

操縦部を後ろから見たところ。胴体上に貼られたシートに寝そべり、シートに荷重をかけることで操縦索を操るものと思われます。(操縦方法を質問すればよかったかな……)

その操縦索によって動かされる動翼。一般的な飛行機のフラップに似て見えますが、全翼機ですので補助翼と昇降舵を兼ねたエレボンでしょう。

翼の裏には、そのエレボンを動かす継手。



こちらが、ジェットエンジンを積んだM-02J。

操縦部前部に装着された計器類。


運用限界の注意書きと、速度計、エンジン回転計。特殊な機体なので制限は厳しいようです。
色々な関連展示もありましたが、この辺にしておきます。
この個展は9/16まで開催されているそうです。
また、小型ロケットの開発プロジェクト『なつのロケット団』の展示も併設されています。

0 件のコメント:
コメントを投稿