主目的は下記のようなところ。
- 夏の節電・発熱対策として買ったモバイルノートの性能不満
- Windows8に慣れておくこと
(いちおう2コア4スレッドだから、そんなにストレスないと思っていたんですけどね)
外部ディスプレイに繋いだ時の解像度や動画の滑らかさはもとより、負荷をかけていない時のトラックパッドのジェスチャ動作までもたつく有様でした。
対策としてRAMを2GBに増強したり、HDDをSSDに換装したりするも、やはりAtomがボトルネックになって性能改善にはつながりませんでした。とはいえ、キータッチだけは良いPCでした。
またタッチパネル機全盛の時代にあって、マイクロソフトのPC戦略を占う意味でWindows8に触れてみたかったというのもあります。タイル表示のスタート画面や、タブレットライクなストアアプリがデスクトップPCで障害となりうるか、タッチスクリーンと外部モニタに両対応するPCを買って比較してみようかと。
最初は値引きセール中のSurface RTを検討していたのですが、プリインストールされたもの以外はストアアプリしか使えないという制限があり、保留しておりました。
そこで同程度の価格でWindows8を使えるPCがないか探していたところ、ASUSのX202Eが費用対効果の高い機種として挙がったので買ってみました。
スペック等はググっていただくとして、個人的な感想をば。
- Windows8の感想:
タイルアイコンが増えて数画面分に及んだ場合でも、マウスホイールを回せば軽快にスクロールします。
問題はむしろ、ストアアプリを起動後、タッチスクリーンを前提としたジェスチャ、およびそれに準じたマウス操作です。
特にアプリを閉じるとき上端から下端にスワイプまたはドラッグするのは、誤って閉じるのを防ぐためとしても運指が長すぎる気がします。
あとMS一社のせいではないとしても、まだまだストアアプリは数が少なくて、特にWindows RTでは使い方を割り切らないと辛いのではないかと思います。RTにOfficeが標準添付されているというのは、そういうことのはずですが、ビジネスユースよりもパーソナルユースが優先されて商品展開されてきたのは不思議です。
ストアアプリを画面分割で2つ使う機能にしても、狭い側の幅が本当に狭いので、用途が極端に限られます。
ストアアプリに対する不満は多いものの、デスクトップアプリの部分はWindows7と大差ないので、互換性に問題のあるデスクトップを使うのでない限りは、少なくとも邪魔ではないと思い使っています。
デスクトップを含めた不満は少ないものの、一つ挙げておくとIMEがデフォルトでONになっていることです。パスワード以外のテキストボックスではいきなりかな漢字変換から始まるので、Windows7以前のつもりで使うと面喰いますし、PCは別に文章を打つためだけのものではないだろうといいたくなります。
Windows8.1のプレビュー版は試していないので、どの程度改善しているか期待したいところです。
- ハードの感想:
タッチスクリーンもこのサイズ(11.6ワイド)であれば快適に操作できる感じです。正直、デスクトップ用の大きな画面をタッチスクリーンにしたいとは思いませんが……。
一方でキーボードやトラックパッドは、コストやサイズを抑えるために操作性がやや犠牲になっていると感じます。キーボードはラバードームのクリック感が希薄でフニャフニャしたキータッチです。また右上のほうに独自のショートカットキーがあるのでファンクションキーが左寄りになっており、かな漢字変換時に注意が必要です。ただし通常キーのピッチは十分確保されているので、それなりの打鍵性は確保されており、このエントリもそのキーボードで打っています。
トラックパッドはボタンと一体になっているタイプなので、視線を下げないとボタンがどこにあるのか見失いやすい難点があります。このため普段はUSBマウスを使用しています。ただしジェスチャ操作のレスポンスは悪くないので、用途を限れば実用レベルかと思います。
他に残念な点としては、SDカードスロットにカードを挿すと半分ぐらいが外側にはみ出してしまいます。これは特に携帯時に不便です。こと、高速なSDHCカードと組み合わせてReadyBoostに利用しようと考えるとウィークポイントです。
そんなこともあり、HDDをSSDに載せ替えて使っています。ただし載せ替えをするとメーカー保証が利かなくなってしまうので注意が必要です。
総じて言うと、Windows8をとりあえず使ってみたいが、コストをかけたくない一方であまり不便を感じたくないという場合には良い機種だと思います。
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